睡眠と歯ぎしり
大阪府河内長野市にある痛くなくこわくない笑顔あふれる歯科医院
うえむら歯科クリニック、アシスタント飯田です。
少しひんやりとした秋の風が感じられる日が多くなり、眠りにつく時も快適な季節になってきましたね。
睡眠と歯はとても密接に関係しています。朝起きるとなんとなく顎のあたりがなんとなく痛くて違和感があるな。といった経験はありませんか?
それはもしかしたら、就寝中に歯ぎしりをしているかもしれません。
そこで今回は「歯ぎしり」についてお話しようと思います。
歯ぎしりは発症していていも自分では気がつきにくい病気です。
そもそも歯ぎしり起こしてしまう原因はなんでしょうか?
歯ぎしりの原因について
1.噛み合わせによる歯ぎしり
元々の歯並びによって歯ぎしりが引き起こされる場合もありますが、顎の筋肉の緊張がアンバラ
ンスになっていることが考えられます。
歯を抜いた後そのままにしてきちんと治療をしていなかったり、虫歯治療で詰め物が歯に対して
大きすぎたりすると噛み合わせが悪くなりそれが原因で歯ぎしりを引き起こします。
2.ストレスによる歯ぎしり
歯ぎしりの一番の原因としてあげられるのはストレスです。現代社会はストレス社会であり、多
くの人がストレスを感じながら生活をしています。そして、歯ぎしりを起こしてしまう人は、そ
のストレスをうまく発散できず、溜め込んでしまうため、就寝中に溜まっていたストレスによっ
て歯を食いしばり歯ぎしりをしてしまうことがあると言われています。
歯ぎしりで引き起こされる影響
歯ぎしりをすることによって、歯や顎に負担が積み重なり、歯が磨り減ってしまったり、顎を動かすことで痛みを覚えてしまう顎関節症が引き起こされたりします。
顎関節症とは、顎に痛みを感じる。顎を動かすと音がなる、口が開きにくい。などの症状があることを指します。
顎の痛みは、関節自体に痛みがあったり、関節の周辺の組織や筋肉が痛んだりと症状は様々です。
また顎の痛みだけではなく、頭痛や肩こり、慢性的な首の痛み、腰痛、耳鳴りなどの症状を引き起こす原因にもなります。
睡眠中は自分が思っている以上の力が歯や歯茎にかかっており、その強さは体重の約2倍であるとも言われております。
そのため、歯が欠けてしまい、筋肉が疲労して肩こりや偏頭痛までも引き起こしてしまいます。
歯が擦れたところから神経がむき出しになり、知覚過敏にまでなる可能性もあります。
このように、睡眠中の歯ぎしりによって様々な病気が生じてしまいます。
歯ぎしりは自覚症状がほとんどなく、大抵の場合は族やパートナーの方からの指摘により気付かされます。
以下の項目が一つでも当てはまる場合、歯ぎしりをしている可能性があります。
1. 起きた直後、歯を食いしばっていることがある。
2. 頬に固い膨らみがある。頬の骨が盛り上がっているなど、異常がある。
3. 歯がくさび状にかけている。
4. 歯にひびが入っている。
5. 朝起きると頬が圧迫されたような跡が残っている。
自分でできる歯ぎしりの予防
歯ぎしりが起こるメカニズムはまだ不明な点が多く、日常生活で緩和させるいくつかの方法があります。
1. 就寝前の1時間はリラックスタイムにして、自分の好きなことを楽しむ。
2. 顎や頬の筋肉をよく揉みほぐすようにマッサージをして、筋肉をリラックスさせる。
3. 枕を低くして自分の体に合った枕を見つけ、枕の上に首の付け根までのせて上を向いた姿勢で寝るようにする。
4. 歯と歯を噛みしめていると気が付いた時は、深呼吸をするようにする。
5. 日常生活でなるべく笑うように心がけ歯と歯の接触が少なくさせる。
その他にも、歯科医院で自分に合ったマウスピースを作ってもらう。といったものや、歯の矯正による歯ぎしりの治療などがあります。
このように、歯ぎしりは体全体にも大きな影響を与えていて、睡眠障害の大きな原因の1つでもあります。日中の疲れを取る為にも質の良い睡眠をしっかり取って、元気な毎日を過ごしたいものですね。
お知らせ
睡眠と歯ぎしり
河内長野の歯医者|うえむら歯科クリニック
日付: 2014年9月13日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ