『虫歯の成長』について
今年も間もなく1年が過ぎようとしています
クリスマス会、忘年会で美味しく頂く機会が増えますが、“虫歯菌”が活躍する事もお忘れなく!そこで今回は『虫歯の成長』についてお話させて頂きます
歯は表面に出ている部分を“歯(し)冠(かん)”と言い、歯茎(はぐき)に隠れている部分を“歯根(しこん)”と言います
『虫歯の成長』のお話の前に“歯冠”の構造を先にお話しさせて頂きますね
“歯冠” 歯の一番外側の部分をエナメル質
エナメル質の内側にある部分をセメント質
歯の主成分を象牙質(ぞうげしつ)
構造で一番内側を歯(し)髄(ずい) と言います
(“歯根”の構造―頭蓋骨(ずがいこつ)と歯をつないでいる部分にある歯槽(しそう)骨(こつ)・歯根(しこん)膜(まく)、歯根膜を保護している組織の歯肉(歯茎)、歯肉に隠れている部分の歯を覆(おお)っているセメント質)
学校の検診で“C0~C4” という言葉を聞いた事があると思いますが、それが『虫歯の成長過程』を示すものです
C0→エナメル質の表面が脱灰(だっかい)され白く見える
C1→エナメル質までの虫歯(痛みは無い)
C2→象牙質まで達した虫歯(強い痛みは無い、冷たい物がしみたりすることがある)
C3→歯髄に達した虫歯(激しい痛みが出る事がある。神経を取る治療が必要になる)
C4→虫歯で歯が壊れ、根っこが残った状態(抜歯が必要な場合もある)
『虫歯の成長過程』には上記の様な段階あって、そして高齢者より若年者、永久歯より乳歯が
早く進行してしまいます。痛みが無いからと思い放っておくと手遅れになってしまう事も
ありますから、定期的に検診をうけて初期の段階で虫歯を見つける事が大事です
またフッ素を定期的に塗布するのも虫歯予防にも効果的です
そして虫歯を成長させない為には、歯だけを気にするのではなく、歯を支えている歯茎部分の
ケアも十分に行わなければ良い状態を維持することは難しいという事にもなりますね
当院スタッフ一同は、いつまでも皆様に健康で良い歯を保って頂きたいと考えでおります
どうぞお気軽にお声をかけて下さい、お待ちしております
お知らせ
『虫歯の成長』について
河内長野の歯医者|うえむら歯科クリニック
日付: 2014年12月19日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ