大阪府河内長野市にある歯科医院うえむら歯科クリニック
歯科衛生士の原です。こんにちは!
季節の変わり目で天候は不安定ですが、
日増しに暖かくなってきていますね。
花粉症の方には辛い時期になりました。
さて、今回はお母さんからよくある
質問について紹介させていただきます。
それは「乳幼児のおやつ」についてです。
まず、そもそもおやつとは、
エネルギーがたくさん必要な赤ちゃんが、
一度にたくさんの量を食べられないので、
3回の食事で足りない栄養を補うために食べるものです。
なので、一息ついて、ちょっと甘いもの…
のおやつとは異なります。
おやつが必要となってくる時期は、赤ちゃんの離乳が終わり、
朝・昼・晩の3回食べるようになる1才過ぎからで、
それまでは必要ないと言われています。
赤ちゃんは内臓機能や消化吸収能力が低く、
おやつに含まれる過剰な塩分や脂質、添加物などは
体に大きな負担がかかります。
また、砂糖の多く入ったものや甘すぎるものや、
味の濃いものを覚えると、それが定着してしまい、
薄い味などのものを受け付けなくなってしまうので注意が必要です。
最近では乳児用のおやつが数多く販売されており、
カロリーや塩分、脂肪に配慮されたものや、
不足がちなビタミン、ミネラル、鉄分やカルシウムをプラスしたものなど
バリエーションも豊富になってきていますので、
表示を確認しながら選択すると良いでしょう。
そして大切なのは、市販されているおやつの選び方はもちろんですが、
もうひとつ、おやつとムシ歯の関係についても重要となってきます。
おやつと歯の健康とうまく付き合っていくには、
まず、歯に付きにくいおやつを選択すること。
乳児用のおやつでもおせんべいやクラッカーなどが良く、
果物を活用するのもgoodです。
つぎに、ダラダラ食いとジュースはやめましょう。
少量のおやつでもずっと食べ続けるとムシ歯のリスクはぐっとあがります。
そして、一番避けたいのは、おやつ(砂糖)+ジュース(砂糖)です。
おやつと一緒に出すなら、白湯やお水、お茶を組み合わせましょう。
機嫌を取るためにと、
アメやチョコ、キャラメル、クッキーなどを与えてしまうのはNGです。
甘いものやジュースが好きなのです。と
おっしゃる方が多いですが、与えているのは親御さんですので、
おやつの種類を上手に選択にしてあげることが大事です。
そして、もちろん歯磨きも大切になってきます。
生後6ヶ月前後で乳歯が生えてきますので、
ガーゼ等で拭いたり、ゴムブラシや、軟らかい歯ブラシで、
ご飯やおやつの後はなるべくキレイにしてあげると安心ですね。
市販されているおやつを上手く活用して、
砂糖のコントロールに留意しながら
お子様の体と歯の健康を守っていきましょう。
お知らせ
「乳幼児のおやつ」
河内長野の歯医者|うえむら歯科クリニック
日付: 2014年3月18日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ